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ミュージカル「ロミジュリ」をみて

ミュージカル「ロミオとジュリエット」感想

※ネタバレ注意

 

1月18日、東京。
ミュージカル「ロミオとジュリエット」を見にいってきました。

 

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正直に言ってめちゃくちゃ面白かった。
死ぬほど面白かった。

観る前は「楽しみだな〜ふふ〜ん♪」て心軽やかな感じだったのが、観終わった後は「すごいものを観てしまった・・・」と呆然としました。

出演者みなさんの歌とダンスの迫力がとにかくすごい!エネルギッシュ!鳥肌立ちまくり。
原作がハムレットの三大悲劇の一つなので、小難しく暗い舞台を想像してましたが、現代風でコミカルな演出でミュージカル初心者の私でもすごく楽しめました。

私のお目当てはというと、ジュリエット役の生田絵梨花ちゃ〜ん!
ジュリエット姿もハンパなく可愛かった・・・。天使かよ・・・。
でもそれだけじゃなくて、以前見た「リボンの騎士」と比べて歌も演技もレベルアップしてるように感じました。
真面目で努力家で、アイドルになる前からミュージカル女優を目指していた彼女。
自分の夢に向かってひたむきに努力しているんだなと思うと、頭が下がる思いでいっぱいです。

ロミオ役は大野拓朗くん。「三匹のおっさん」等に出ているイケメン俳優さんですね。生でみると背が高く顔がとても整っていておキレイ・・・!力強い歌声がすごくかっこよかったです。

二人の恋愛模様はジェットコースターのような勢いと目まぐるしさ。
好き好き大好き!結婚する!!!みたいな。
若い子特有の恋愛だな〜と、アラサーにもなるともはや親目線(笑)
お互い一目惚れしたからって、親に別れさせられる前に結婚はさすがに浅はかじゃね!?と思ってしまったりも…。
それでも情熱的な二人にうっとり。

しかし私は納得行かない。
なぜこの物語は悲劇なんだ!!!!!
いや、分かってましたよ。分かりきってましたよ。
世界的な有名作だし、結末くらい知ってましたよ。
だけとハピエン厨の私には悲しすぎた。第一幕で(完)とかにならないですかね・・・?崩壊と悲劇の第二幕が辛い。
二人の犠牲により両家は和解できたかもしれないけど、二人はもう二度と戻ってこないんやで・・・。
木下ジュリエットも含めてあと三回観る予定ですが、私のメンタルが耐えきれられるか不安で仕方ない・・・。

と、まあ私の御託は置いといて。

主役の二人以外では、死のダンサーの大貫勇輔さんがとても印象に残っています。
ロック調の曲やダンスが多い中、死のダンスはバレエっぽく、クラシカルな雰囲気が不気味さにマッチしてて背筋が凍る思いがしました。
明るいシーンでも大貫さんが出てくるとそちらに目がいってしまう・・・。
素人目でもダンスの技術が高いことが分かりました。関節あるの・・・?

あと「世界の王」!
「エメ」と「世界の王」はかなり有名な曲らしいですね。
サビがキャッチャーで、一回きいただけですぐに覚えられました。
朝から夜まで〜♪
そんなにミュージカルに詳しいわけではないですが、曲が良い!と心から思えた作品は初めてでした。

私はこの作品を見て、ミュージカルというものにすごく興味を持ちました。きっかけになってくれたいくちゃんありがとう。マジで感謝。
これからも色々と観てみたいなー。
とりあえずチケットを取ってある残り三公演!楽しみたいです。